落ち着け自分

今日面白いことがあったので、久しぶりに書きます。
面白いって言うのは客観的に見て、ということであって
本人はすごくパニックですごく焦っていました。
もし（ないと思うけど）私を見たという人がいたら生暖かくスルーしてください。ふれないで。
じゃ本編。

　今日お昼休みの60分のうちに、
①ゆうちょ銀行のATMからお金を下ろす
②銀行の口座にそのお金を預け入れする
③そのお金を振り込む
ということをやろうと思ったのです。
　親にお金を用意してもらい、降りこみの都合上ゆうちょを経由しました。
ゆうちょは今まで使ったことがありません。
　振込先と自分の銀行口座が同じ銀行なので、
振り込み手数料をなくすために一度預け入れをします。
さて、
　地下鉄構内にゆうちょと銀行（以下A銀とします）のATMがあるので行きました。
ゆうちょのATMはおろか実はずっとカードで引き落としや振込みをしてきたので、
通帳を使ったことがなく、ただでさえやり方不明なATMだったので、
ドキドキしながらゆうちょのATMの前に立ちました。
　まず取引内容のボタンを押します。「引き出し」
「通帳かカードを入れる」通帳しかないので入れます。
「暗証番号を入力」打ちます。
で、
画面には（自分の読んだ部分だけ書くと）
「万札100枚まで千札100枚まで取引可能」とか書いているわけです。
『そんなに金入ってねぇよｗｗｗｗ』などと思いながら、
引き落とし金額を入力します。
「えーっと72500円っと……」
ATM「最後に円ボタンを押してください」
　そこで事件（笑）が！
円ボタンが押せないのです…！！※ここでわかった人はただ呆れてください
　液晶のボタンって指が冷たかったりすると反応しないときがあるので、
指をこすって暖めたりして何度も円ボタンを押すのですが、
訂正や数字のボタンは反応するのに、
“円”ボタンだけは何度押しても画面に反応も音もしません…！
（キーボードのようなボタンも、円だけは反応しません。。）
　私はテンパって「取止」を押します。
通帳が出てきて、「最初からやり直してください」とゆうちょのATM。。。
　となりのゆうちょ銀行のATMでも試してみます。
しかしやはり同じく円が押せません。
　やり方が間違っていたのかな？と思ってケータイで母に確認します。
母「“円”って外資とかのときしか押さないんじゃないの？」「周りにやり方書いてない？」「そのATM壊れてんじゃないの？」
　結局ほしかった回答は得られず、通帳自体が駄目なのかな？と思い、
（印鑑の変更をしたので更新されてないのか、なんて考えてました）
とりあえず「記帳」をしてみようと思いました。
　またATMの前に立ちます。
「通帳記入」は難なくできました。続けて引き出しもしてみます。
…ダメです。
　ほかの人はみんな普通にATMを使っているようです。
振込みの締め切りは2日後です。
もう3回もはじかれて、お昼休みの時間もどんどん減っていきます。
悲しくなって、もう1回やったところでついに心が折れてしまい。。。
「あした会社休んで郵便局行って聞いてみる」と泣きながら母に電話しました。
　幽霊を見た恐怖より、見たことを誰にも信じてもらえないことの方がよほど辛い、
といった感じですかね。
　あきらめてお昼ご飯を買いにコンビニへ歩みを進めました。
そんで歩いている途中にふと思いつきました。
――「万札100枚まで千札100枚まで取引可能」――
もしかして、「72500円」の500円は引き出すことができないから、
円ボタンが押せなかったのでは？！
　コンビニでテキトーにご飯を買って、もう一度ゆうちょのATMの前に私は立ちました。
どきどき。
引き出し金額には「72000」と打ち、円を押してみます。
　パっ
次の画面と初めて会えました！！！やったね！


しかしここで話は終わらなかった。orz


　嬉しさに思わず笑みもこぼれ、ボタンを押してお金を出してもらいます。
「確認」ボタンを押すと、
どどどどどどどどどどどどど！
ATM方ものすごい音がします！！！（゜Д゜；）
　まさか私の目の前で壊れるんじゃ？というくらいどどどどいってました。
しかし、紙幣の取り出し口が開いたときもっと驚きました。
心臓が止まるかと思うくらい驚きました。
　中には見たこともないような札束が！！！！（厚みにして3～4cm）
「ええええええええええ？！」思わず声が出ます。
とりあえず受け取ります。『どうすんのこれぇえええ？？』
通帳を取ります。（手にはコンビニ袋と携帯と通帳と札束ｗｗｗｗ）
　次は②なんですが、
そんなことより私こんな大金下ろしちゃったけど大丈夫なのか？！
ということで混乱します。
やばいです。すられたり、借金扱いになったり、そもそもこれいくらなの？！
　通帳を見ると「72000」とあります。
いま右手に握られているのは千円札72枚ということのようです。
　ピン札ならともかく1枚1枚が折れたりしている千円札が72枚もあったら、
相当な厚みと大きさ（感覚）で、千円札か、一万円札かなんて判断できていませんでした。
　実はA銀のほうも通帳は使ったことがなく、振り込まれたお金を使うだけだったので預け入れもしたこともありません。
人間って困ったらお母さんに頼りたくなるんですかね。
母に電話してどうしたらいいか、A銀の通帳はないけど預け入れはできるのか聞いた。
　キャッシュカードがあればいけるようなので早速A銀のATMの前に立ち、
「振り込み」ボタンを押す。※ここで気がついた人は以下略
現在キャッシュカードでのみのお取引になりますとかなんとか。
いつもと違う画面が出るので驚くがいちおう進める。
　以前振込みをした口座の名前が出てきてここで気がついた。
この記事ではいちおう「預け入れ」と書いて来ましたが、
私たちの中で「口座に入れる」＝「振り込み」だったので、思いっきり間違えていたのです。
　こっちは早めに解決。
（といってもA銀のATMも暗証番号がなかなか入力できず、
番号の入れ替えボタンはすぐ反応するのに数字の感度だけ異常に悪かったので焦りました。
結構ぐっと強めに押すと反応してくれましたが、壊すんじゃないかと思って怖かった。）
預け入れを選択し72枚の千円札だったということもわかり、
安心して②は終了。
　しかしそんなことをしてて歩いたり準備したりする時間も含めて、
私の60分の休み時間の内40分ほどをこの作業にとられ、
③まではできなかったのです。




　もしかしたら、「万札100枚まで千札100枚まで取引可能」の上に、
小銭は出せません。って書いてたのかもしれません。
でもこの注意書きがデカかったので、
万札100枚とか下ろさねぇよｗと別な意味で受け取ってしまったのも事実。
　円を押したとき反応しないだけじゃなくて、
「現在小銭は引き出せません」ってアナウンスしてくれよって思った。
他の銀行のATMではなるらしいです。
　72枚の方は時間的にも心情的にも上の空だったので間違って、
「両替」のボタンを押してしまったんじゃないかと言われましたが、
正直覚えてないです＾＾；


　探し物は探してないとき、必要じゃない人が見つけることが多い、的な感じで、
焦っているときはすごく視野が狭くなってしまいます。
　今回はたまたま時間が迫っていたのであきらめただけですが、
切迫しているときこそ一度忘れる。
外を散歩する。心が落ち着いたり気がほぐれて、新しい見方が出てくる。
それをまた思い知らされましたね。
　実際体を動かすと脳も回るんでね。
はあ疲れた。